２００７年８月１２日、西が丘サッカー場。今年もあの祭りがやってきた。


西が丘の敷地内に踏み込んだワタシたちの目に飛び込んできたのは、 和装の人の群れであった。







明らかに去年より多い・・・。


同行のＴさんによれば「２ｃｈに、巫女とチャイナがいるって書いてありましたよ。」とのこと。 確かにそういう人もいる。でもチャイナはともかく、このクソ暑い中巫女の服って・・・。 そう思いながら近くにきた巫女の顔を見たら、知り合いのレッズサポのＲ嬢だった。



驚いている間もなく、水戸サポと思しき人から声が上がる。


「中で出来ないことになっちゃったんでここで流しソーメンやりまーす。」


何でもヴェルディの運営から許可が出なかったんだそうだ。 ヴェルディ空気嫁とか騒ぎつつあっという間に人だかりができた。



　




暑い中待っていると、どこからか声が上がる。


「主審家本！」


うおＪの中の人ＧＪ。実に祭りにふさわしい人選である。



祭りじゃ祭りじゃ。






他サポが集められ、主催者から注意事項のアナウンスを受け入場。









西が丘はピッチが近い。大宮、日立台と同等かそれ以上だ。 それでもホーム側ゴール裏の下には控え室とかがあるらしく、スタンドはピッチから人の身長くらい 一段高くなっているのだが、アウェイ側はピッチレベルから申し訳程度に上がったくらいである。

おかげでピッチ上を歩いてくる人（マネージャとか）とは話ができそうなくらいだ。



そう思っていると、スーツ姿の５〜６人組がピッチの縁沿いに歩いてきてゴールマウスを見ている。 どうやら審判団らしい。



家本はどこだ？



背格好から前から２人めを歩いている人らしい。でも何となくおかしい。 家本にしては男前過ぎる。



よく見たら、一番後ろを歩いている顔のデカい人が家本だった。




生家本に興奮したワタシは「いえもとさ〜ん、今日はよろしく〜。」と大声を上げてしまった。




そしたらなんと家本、いや家本さんがワタシの方を向いてこう言ったのである。




「みなさんそんなカッコで、今日は何かあるんですか？」



あるんですか？

あるんですか？

あるんですか？

あるんですか？

あるんですか？



我、家本さんと話をした最初のレッズサポに為れり（しかも敬語）。



舞い上がってしまったワタシは「水戸の応援に来たんだよぉ〜。」と叫んでしまった。 今考えるともう少し気が利いたことを言えば良かったと思うのだが、 仮にもＪのサポーターをやっている人間がかの家本さんに話しかけられてどうして冷静になれようか。

もしそういう人がいたらテレビチャンピオン２『冷静王選手権』にでも出てもらいたいものである。







そんな興奮も醒めやらぬままキックオフ。


例によって水戸サポ＋他サポ連合の呉越同舟クルヴァとなった。

水戸のチャントやコールがほとんど空で唄えたのは内緒である。


しかし選手らの奮闘も及ばず、残念ながら今年も漢祭りでの初勝利はお預けになったのである。

家本さん、いやイエモッツが先制ゴールのアシストを上げたときに平松を突き飛ばした フッキのファールを取っていれば試合展開は全然違ったものになったであろうに無念である。




試合後ゴール裏に挨拶に来た本間の目は真っ赤だった。

最後に水戸のコールリーダーがこう言った。

「Ｊ２だったらそれより下へ落ちないからいいじゃんと思うだろうけど、 俺たちはホンットに勝ちが欲しいんだよね。」



それを聞いて、全然勝てなかった頃の昔の我がチームを思い出した。


初心忘るるべからず。


そう言われた気がした。




ということで、今年も懐の深さを見せた水戸サポの皆さんと、あのとき９０分間心を一つにして 水戸を応援した他サポの皆さんにお礼申し上げます。


また来年もよろしくね。





最後になりましたが、ワタシが仕込んだネタはこれ↓です。









で、片面はこれでいいとして、もう片面をどうしようか・・・


そう思ったとき、ＦＭラジオから流れていたのは『懐かしのアイドル大特集』。 とある曲を聴いて、大学のトイレにあった落書きを思い出した。


なので、こう↓しました。










（完）








おまけ


今年もいた大仏





今年もあったスタンプ





今年もあった他サポ寄せ書き





振る舞い酒ならぬ振る舞いうなぎパイ